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新入社員のお知らせ
新人ドライバー君が入社しました! 2025-02-10
新人ドライバーD君が入社しました!!
30代前半、異業種からの転職ですのでドライバー未経験で大型免許は入社してからの取得となります。
当社は長く勤めて下さるドライバーさんが多いので、滅多に車両に空きは出ません。
ですので、超ベテランのドライバーさんが引退するときが募集枠となるのですが、
今回は増員枠での採用です。
なにせ、全く未経験者の採用は当社にとっても初めての事。
入社してから『こんなはずじゃなかった』『聞いていた話と違う』とお互いに不幸なミスマッチを予防する為、鋼材輸送の良いことだけではなく、しんどい事や危険な事、ドライバーという仕事は安全が第一であること等をしっかり時間を取って説明し、その上で再度入社の意思を確認して採用を決定しました。
D君の入社~独り立ちまでのスケジュールは以下の通りです。
① 初任運転者診断
② 初任運転者研修 法定項目15時間のうち8時間の座学
③ 上記のうち、実車を用いる残り7時間
④ 大型免許取得
⑤ 添乗指導20時間以上
⑥ 独り立ち
独り立ちまでのヒストリーは日を追ってUPします!!
新人D君、初任運転者診断&研修 2025-02-10
前回、新入社員入社のお知らせをしたD君の独り立ちまでのヒストリー。
今回は初任運転者診断と初任運転者研修編です。
D君の入社日の仕事は入社手続きと初任運転者診断、翌日には初任運転研修を受講します。
当社では、初任運転者診断はドライバー経験者であって、且つ前職退職から日を空けずに入社した場合であっても必ず受診して頂く事にしておりますが、8時間の座学研修は初めての試みです。
運送業が未経験者の採用を視野に入れた時点で、外部研修を受講してもらうことを決めていました。
費用はかかりますが、社内で不十分な教育をするよりも、外部でしっかりと整ったカリキュラムにて受講する方が、安全に対する姿勢やマインドを形成する上で効果的であり、それがドライバー自身の命を守る会社としての役割だからです。
さて、次はD君の受診結果と研修の感想です。
※修了証の氏名は画像処理で消してあります。
さて、まずはD君の適性診断結果です。※本人に許可を得て掲載しております。
A・B・C・D・E の5段階で評価されます。
診断票の一部のみ画像をUPします。
C判定だった【重複作業反応】と【処置判断】に関しては職業ドライバー未経験者ですので今後の「課題」ではありますが、現段階で悲観的に捉える必要は無いと思っております。
この課題に関しては、大型免許取得後に社内で行う添乗指導にて時間をかけて、しっかりと学んでいけるように当社が対応すべきことだと思います。
翌日は8時間の座学研修を受講しました。
法定12項目の内容はここでは割愛しますが、事業用自動車に乗務するにあたっての法令や注意、トラックの特性等を学びます。
当社のような小規模事業者ではこういった指導を完璧に行うことはかなり難しいので、外部研修があるのは本当に有難いです。費用はかかりますけど(+_+)
研修を終えたD君が提出してくれた一部をUPします。※氏名は画像処理で消してあります。
しかしいつも思うけどD君、「緊」とか「怠」とかササッと書けるって漢字に強いな・・私はスマホで変換しないと思い出せません。。。
さて、次回はいよいよ教習所に入校~大型免許取得取得編です。
D君、教習所へ行く!! 2025-02-10
11月5日から、いよいよ大型免許取得に向けて教習所がスタートしました。
今回は【人材開発支援助成金】を使っているので、教習時間は勤務時間であり、かなり複雑な制限の中で教習所に通う必要があります。
この【人材開発支援助成金】に関することはまた別の期会に。。。
この日から約1ヶ月、D君の基本的な勤務スケジュールは以下の通りです。
6:00 出社(先輩社員の横乗りで無線扱い・デジタコ操作・荷扱いや固縛の指導を受ける)
↓
12:00 帰庫(点呼してお昼休憩を取る)先輩はD君降ろして次の現場へ向かいます。
↓
13:30 教習所到着
↓
13:40 5時限と6時限を受講
↓
15:30 授業終了
↓
会社に教習終了の連絡を入れてから直帰
教習が無い日は先輩ドライバーの横乗りで広島方面や鳥取などの中距離に同行したりもします。
この期間中は決まった車両の横乗りではなく、色んな先輩の車両に横乗りするので、コミュニケーションを取る良い機会になったと思います。
先輩社員全員には事前に、未経験者が入社するので
『長~い目と広~い心で若手育成に協力して下さい(*^^*)』
と周知してあったので、みんな協力してくれました。
とは言え、遅くても12:30には帰庫しないとお昼休憩取らずに教習所へ行くことになりますし、D君は「休憩なくても大丈夫です」と言ってくれますが労働基準法に違反してしまうので、それは出来ません。
ですので期間中は、D君よりも、配車を組む社長やその日担当になった先輩社員の負担が大きかったと思います。
何度か荷待が長引いて間に合いそうもなく、社長が積地や卸し先へ迎えに行くというハプニングがありました💦
D君には、先輩社員から受けた優しさを是非ともいずれ入る後輩に承継してもらいたいと思います。
12月3日、あっという間に卒業検定の日が来ました。
見極めの前日、「明日見極めなんですけど通るかめっちゃ心配です😔」と言っていたD君、たまたま事務所にトレーラー乗りの先輩が居たので「コツとか聞いてみ」となって、「何かコツとかありますか?」と聞いたら、「具体的にどういうところが不安なん?」といった具合にプチ講習を受けていました。
見極め当日、事務所では「D君、通ったかなぁ」と話ししているとLINEが入りました!※アイコンは画像処理で消してあります。
そんなこんなで無事に卒業検定も合格し、晴れて大型免許取得できました。
免許証を持って帰社したD君、お祝いの言葉の後、洗礼の言葉が待っていました。
「今日まではお客さん扱いやけど、明日からはほんまの見習いやからな。」
D君、大型ドライバーデビュー 2025-02-10
晴れて大型免許を取得したD君。
ここからは、8tトラックを自分んで運転し、同乗している先輩から指導を受けます。
今回D君の指導者を務めるのはEさん。鋼材輸送歴20年のベテランドライバーさんです。
当社には鋼材輸送のベテランドライバーさんは何人もいますが、D君が今後運転する車両条件等を鑑みて今回はEさんに指導員をお願いしました。
Eさんには、【指導項目に従ってD君の運転をチェック→評価判断→不十分な項目を指導する】という添乗指導をしてもらいます。
指導項目は
①安全確認・・・4項目
②発信動作・・・3項目
③速度維持・・・5項目
④制動・・・・・5項目
⑤交差点通過・・4項目
⑥交差点右左折・5項目
など合計 12カテゴリ/53項目 プラス積載物の取り扱い です。
法令では添乗指導は「20時間以上」と最低時間しか定義されておりませんが、実際には運送歴あり・鋼材未経験者の場合で添乗指導3週間~1ヶ月はかかるので時間にすると150時間~190時間はかかると思っています。
D君に明日からの添乗指導の指導者がEさんになった事を伝え、D君がEさんに「よろしくお願いします!!」と挨拶をするとEさん
『袖の下(ワイロ)次第やな (^_-)-☆ 』
※あくませも会話の一部を切り取っただけで、Eさんはとても朗らかな人です(*^^*)
そんなこんなで始まった添乗指導。
D君は12月10日~1月28日までの約2カ月間指導を受けました。
※添付写真の氏名は画像処理で消してあります。
添乗指導のラスボス 2025-02-10
約2ヶ月間の添乗指導を受けたT君。
添乗指導を卒業し、独り立ちできるかの「見極め」があります。
社長同乗の卒業検定です。
元トレーラー乗りの社長。
立場上、社員よりも安全に厳しくならざる得ない社長。
「こんなもんやろ」と言ってはならない社長。
「まぁええやろ」となってはならない社長。
当日の運行ルートは
6:32 車庫発
↓
天理市_宵積分の卸し
↓
大阪市_荷積み
↓
尼崎市_荷積み
↓
豊中市_荷卸し
↓
尼崎市_荷積み
↓
東大阪市_荷卸し
↓
16:18 入庫
無事卒業して独り立ちか、再指導か・・・
どうなるD君
祝!! 2025-02-10
1月29日 ラスボス検定 もとい 添乗指導の卒業検定を受けたD君。
ガッツリ丸1日を社長同乗にて勤めた結果
合格✨🎊
でした。
但し、社長から注意点がありました。
1. 減速時、速度に応じたシフトに入れること。
2. 信号が変わる前にシフトレバーを入れること。
3. 全体的にシフトチェンジが遅いので注意すること。
4. 後退時、まず体を使って目視し、ミラーだけに頼らないこと。
さて、2月からは独り立ちです。
ですが、まずは4t車で全ての仕事を独りでこなすことに集中し、問題なく出来れば8tにレベルアップです。
目標は4月には8t乗車です。
技術手当がつく8tドライバーまであと少し。頑張れD君!!
最後に。
会社として先輩社員達に感謝を伝えたいと思います。
全くの業界未経験だったD君が、3ヶ月で独り立ち出来るまでに成長できたのはD君自身の頑張りはもちろんですが、
指導員を引き受けてくれたEさん始め先輩社員達のサポート無くしては叶わない事です。
自分の仕事を終えて疲れて事務所に戻ってきて色々聞かれても、気分じゃない時もあると思います。
それでも嫌な顔せず対応してくれた事、本当にありがとうございました。
これをもってD君の入社~独り立ちのヒストリーを終わります。
完