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全体会議    34期 第2回 2025-06-16

6月14日(土)に全体会議を行いました。


当社では、


① 会社としての方針や基準を全員で周知徹底すること 

② 会社の経営状態を報告し情報共有すること

③ 社員の意見を引き出し、会社として受け止め、問題があれば都度解決を図ること


を目的として最低でも年2回(6月と12月)は全体会議を開催することにしています。


今回の議題は5つ。

1. 労働災害と荷役安全について

2. 定期昇給と賃金テーブルについて

3. 第34期 上半期の業績報告

4. 運賃値上げ交渉の結果報告

5. 今年度の労働者代表の選任


上記のうち『労働災害と荷役安全について』について

このニュースレターで触れたいと思います。


『労働災害と荷役安全について』


今回は、働く本人、会社、だけではなく取引先にも非常にデメリットが大きい労働災害について

全員が当事者意識を持って災害防止に取り組むために議題としました。


皆さんは運送会社(陸上一般貨物運送)における労働災害(いわゆる労災)というと何が思い浮かぶでしょうか?



会議資料を作成するにあたり、厚生労働省のデータや陸防災のデータ等あらゆるデータを

調べてみたのですが、想像していた結果と大きく違ったことに驚きました。


以下は、会議資料の一部です。

※会議資料は下記を元データとし加工して作成しております。

厚労省https://www.mhlw.go.jp/、陸防災https://rikusai.or.jp/、職場の安全サイトhttps://anzeninfo.mhlw.go.jp/










墜落・転落 が最も多く、次いで転倒→挟まれ巻き込まれでした。


確かに、当社でも【交通事故】に関しては毎月『安全運転教育』の動画視聴と各項目のミニテスト的な物を全員で受講しており

対策はしてますが、積み下ろし作業に関しての安全教育は万全か?と問われると万全とは言えません。


そこで今回は、積み下ろし作業での労働災害の事例を「職場の安全サイト」から数件分を配布しました。



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・トラックの荷台から鋼材束とともに転落・・・鋼材束(重量1トン)を腹部に受け転落 死亡





・固縛していたレバーブロックチェーンを緩めたところ荷が崩れ、荷(鋼板1.6トン)とともに墜落する






・積み込み作業中、「あおり」が倒れ、作業者と荷(ガス管)が落下・・・転落の際にガス管3本が体の上に崩れ落ち脳挫傷で死亡






・積荷の上で後ろ向きにさがりながらシート掛けを行い、「あおり」に足を引っかけて転落







上記はタイトルとイラストだけですが「職場の安全サイト」の事例は【発生状況】【原因】【対策】が詳細に記載されており、とても参考になる資料でした。


どの事例も特別な事故ではなく、ちょっとした気の緩みや、慣れによる過信で誰にでも起こり得る労働災害だと思いました。


労働災害が起こればどういったデメリットやダメージが「誰に」「どのように」起こるのか



本人のダメージ= 怪我による肉体的苦痛 / 災害を起こしたことによる心理的ストレスとプレッシャー / 療養休業による収入の減少

             後遺症が残った場合の労働の制限や日常生活の不便 /家族の負担(病院の送迎や入浴、トイレの介助等)



会社のデメリット= 従業員が被災したことによる生産性の低下 / 労災保険料の増加 / 労働基準監督署の調査とペナルティ / 

             損害賠償や使用者責任による刑事罰 / 企業イメージの低下



他の従業員のデメリット= 労災保険料が増加⇒利益が減る⇒賞与や昇給額が減る 損害賠償や刑事罰になると会社の存続危機もある



これらの事を、かなり真剣に伝えました。


そして、仮に従業員が


『こういう話、聞くの面倒くさいなぁ (-_-;)』


と思っていようがいまいが、会社としては 従業員が安全・健全に働けるよう

「指導」「監督」「配慮」を行う義務を負っていることを忘れてはならない

と改めて実感しました。





全社員で作業指揮者講習を受講しました 2025-08-18

【車両系荷役運搬機械等作業指揮者】および

【積卸し等作業指揮者】の講習を全社員で受講しました。


以前より必要性を感じていたこの講習、トラック協会から年に3回ほど開催の案内が来るのですが、なかなかスケジュールが合わずに見送っておりました。


主催である陸災防に問い合わせてみたところ、10名以上であれば出張講習が可能だという事で、安全安心(株)の中川先生を講師にお招きし、2日間で合計10時間の講習を受講しました。

※掲載写真は中川先生に許可を得ております(^^)/




積卸し作業を荷主や荷送り人、または荷受人と共同で行うことが多い当社。

『分担方法』『作業人数』『合図者』『指揮者』それぞれをしっかりと定めることの重要性や、それぞれが経験値に基づいた感覚で点検していたワイヤーや荷締機等の員数や能力を適合基準に合わせることの重要性を学び





車両系荷役運搬機械の特性や作業、適正配置を動画を視聴しながら講義を聞き




労働安全衛生法や荷役災害防止ガイドライン、発生時の措置までみっちり10時間受講しました。





※従業員の受講者氏名及び発行者の住所連絡先は消去処理しております。


そして、最後に全員に修了証の配布がなされ、講習を終了しました。





2日間にわたり、当社の業種に合わせて色々と工夫をしながら講師を勤めて下さいました中川先生、ありがとうございました















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